青空。
ある日、順さんが私を呼び出した

「どうしました順さん?」

「企画の事で頼みたい事があるから、一緒に来てくれないか?」

「わかりました」

順さんと会議室へ向った




「なんですか企画の事って?」

「今日は志保にお願いがあるんだ…」

順さんはそう言ってメイド服を机に出して

「このメイド服を着てくれ」

何言ってるの?順さん?

「あの……撮影のモデルでしたら、専門の方に頼んだ方がいいですよ…」

「志保がそのメイド服のモデルだよ」

「どういう事ですか?」

順さんがふっと笑いながら

「今日からお前は俺のメイドだ!わかったら言うことを聞いてさっさと服を着るんだ」

順さん…どういう事?
これってヤバい!!!!

私はドアへと向かったがそこに順さんが立ちふさがっている

「順さんどいて下さい!!」

「嫌だね、俺のメイドになれ!!」

私は強引に帰ろうとドアに手をかけようとすると順さんは告げた

「逃げるのか?」

「当たり前ですよ!!」



「この間、君と行ったレストラン"夜空"だったか?…断るなら"夜空"をめちゃくちゃにするぞ!!」

"夜空"の名前が挙がって、私の動きが止まった


「そうだな、また"夜空"で暴れるかもしれないぞ……今度はもっとひどくなるかもしれないかもな……あそこはお前の好きな場所なんだろ?あれ以上壊れてもいいのか?」


「あのレストランには手を出さないで下さい!!」

順さんが私の胸ぐらを掴み、言い放った


「お前が言うことを聞けば、"夜空"には手を出さないさ…。その代わりお前が逃げたりしたらあのレストランに手を出すぞ」

順さんなら今度はこの間以上の事をするかもしれない


「私を脅すんですか?」

「そうだ、俺の言う事を聞け!!そうすれば何もしない……」


「わかりました…"夜空"には手を出さないで下さい」


「それは、お前しだいだ志保」

順さんは"夜空"をネタにして私を脅したのだった



この男、最悪だ……

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