青空。
部屋から出た後、私はトイレに駆け込んだ
口に手を入れ胃の中の物をすべて吐き出した
吐き出す事で何かが変わる訳ではないけど、それでも吐き続けた





すべて吐き出した頃私は、こらえていた涙を流した
トイレの中で泣き続ける私の声を聞いた由香が駆け寄ってきた


「志保、どうしたの…?何かあったの?」

「由香…」

「よくわからないけどつらい事があったんだね……」

由香はそう言うと私を抱いた
由香に抱かれながら私は泣き続けた







ある程度落ち着いて、昼食を由香と食べている時に私は話しをした


順にされてる事だけは話しをしなかったけど、レストラン"夜空"がめちゃくちゃになってた事だけを話した

「私の大好きな場所が壊されて………それが悲しくて…」


「私もその話しは兄さんから聞いたけど、酔っ払いの仕業なんでしょ?」


「……私がいけないの!!私のせいなの…」


「なんで、志保のせいなの?」


「・・・・・・・・…。」

私は何も言えなかった…

「私に何か隠してるの?」


「ううん……」


「…………私も、志保に隠してる事があるからおあいこだね」由香は私に聞こえない位の声でつぶやいた

「由香?今何か言った?」

「何も言ってないよ…志保が話したくないなら無理に聞かないよ……」

「ありがとう、由香……」



順にされてる事は話せなかったけど、由香がそばにいる事で私は安心していた


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