青空。
由香の部屋に着くなり、私達はドアを開ける



「「ゆ~か~(怒)」」


「あらお二人さん、お早いご帰宅で♪」


「お前な~」 「あんたね~」

由香の右頬を幸宏さんが、左頬を私がつまんだ


「お前、全部知ってたな(怒)」

「私達の真剣な悩みを~(怒)」



「いふぁいよ~…ふふぁひほほはふは、はふは(痛いよ~2人共タンマ、タンマ)」


私達は由香から手を離す
由香は頬をさすりながら

「確かに、私は2人共一緒の人に恋してるって知ってたよ…でも、その事言って欲しかった?」


「「言って欲しくない…」」



「でしょ?だから私は言わなかったの…私だって言おうか悩んでたんだよ…」


「「ごめん!!」」



「…ったく~……それで、2人共付き合う事にしたの?」


「「/////////」」



「どうなの?そこの所は?」


「「………友達から…」」


「はあ?2人共お互いに恋してるってわかったのに友達からって…どういう事よ?
せっかく天使のキューピットの由香ちゃんがここまで頑張ったのに…」



「「だ、だって/////」」


「だって?」





「「これが好きかなんて、まだわからないから…」」



「……2人共鈍感すぎ…まぁ、後は私の出る所じゃないし…」


「「はい…」」


「2人共、私に謝る事があるでしょ?」


「由香、つねってごめんね」

「俺達が間違ってましたごめん」

「よし!!OK…私、店の仕事行ってくるから」



由香の部屋に残った私達
そうだよね…由香が知ってても私聞かなかったと思う




でも、なんだろ?
さっきから幸宏さんとハモる度に心臓がドキドキする…

これが恋?
それともこれが好きって事?


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