青空。

青空。

私がマスターさんの家に来て2週間後…

私は素敵なお店…私の大好きなお店"夜空"でやっと働く事ができた

マスターさんは念の為に厨房で料理すればいいっていったけど
あれから発作も起きないので、表の仕事も自分で引き受けた




最初はミスもあったけど、みんなのサポートもあり
もうすっかり慣れた




由香が気をきかせてかはわからないけど
私と幸宏さんを一緒に買い出しに行かせたりした







そんな買い出しの帰り道

今日は沢山買い物をして、2人一緒に"夜空"に向かってた



「志保ちゃん大丈夫?重くない」
買い物袋は重いけど嘘をついた

「うん…重くないよ…」


「俺半分持つか?」


「いいですよ…あっ!?」

「あっ!?」


公園のそばで私が買い物袋を落としてしまい、慌てて袋を持とうとした瞬間



私と幸宏さんの手が触れ合った




ドックン!!!!!!!

何これ?発作じゃない…発作じゃないのに胸が高鳴る…
私…幸宏さんの事…友達として見てないの?


「「/////////」」


2人共一瞬固まり、先に動いたのは幸宏さんだった


「志保ちゃんは嘘付きだね…思いじゃん……この袋…俺が持つよ…」


「ありがとう、幸宏さん」


幸宏さんの目を見つめる私


幸宏さんの目は澄んでいてきれいだった








その目を見てると、自分の体温が上がるのがわかる


心臓の鼓動は高鳴るばかりで止まらない……




これは発作じゃない……
私、幸宏さんの事…好きなんだ…

私は幸宏さんの目を見つめ続けた


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