君と二人で
「ふっ!」

ユキは鼻で笑った後ニコッとして「おはよう」って言った。



爽やか100%の王子スマイルは朝はきつい・・・


「鼻血でそう・・・」





「ん?なんか言った?」



「何にも」



「そっか。じゃあ、行こうか?」


「そうだね」




いつも、こうやって歩みだす一歩。


ユキは私のペースに合わせて歩いてくれる。

横を向いて話してくれたり、


話を聞いてくれたり。


そうやって私に合わせてくれるのに・・・


私はユキへの余裕がない・・・・
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