届いてほしい、この想い。
倒れることは日常になった。
ある日いつものように同級生にボロボロに言われたとき、わたしは耐え切れなくて、トイ
レで泣いていた。泣きつかれて半倒れ気味だった。
そんな時先生は私を助けに来てくれた。
飛んできてくれた。
「大丈夫か?お前は何も悪くない。一から先生とやり直そ?」
「...。はい」
「ほら。」
「え?」
「立てへんやろ?」
っていってあなたは私をおんぶして保健室までつれてってくれたよね?
あなたの優しさにも泣けてきて、なんの涙かわからないくらい私は泣いていた。
あなたは背が低くて、小さい人って思っていたけど、あの時はじめてあなたの背中の広さ
を知った。
私が落ち着いたら、違う部屋で話を聞いてくれた。
あなたは怒ってくれた。
「もうがまんしやんでいいから。」
そういってくれたね?
あなたはわたしのヒーローだった。
私はあなたにだけは甘えることが出来た。
本当のことが言えた。