社会科室から見える空
03. 未南side
『社会科室‥‥。あ、ここだ。』
私は社会科室を見つけ、入った。
コンコンッ
『失礼‥‥します。』
社会科室に入った。
本当は先生と2人きりだったから緊張で言葉を発するどころじゃなかったが、怪しまれないようあいさつをした。
先生はニコッと笑って「日誌書いた?」と。
『あ゙っ‥‥』
私は緊張のあまり、日誌という存在を忘れていた。
先生は勘ずいたようで「一緒に書こっか。」と言ってくれた。
わざと『けっこうです。』と言ったが、先生に否定してほしいと言う気持ちでいっぱいだった。
すると先生は「いいよ、日誌って大変だろ?手伝ってやる。」
先生の言葉に私はキュンキュンしていた。