天使と悪魔~2つの顔を持つ男~
空に月が浮かぶ頃、千里と緒方は生まれたままの姿で貪り合うように抱き合っていた。
舌も指も体温も、
今まで感じた事がないぐらい熱い。
「先生……、させて?」
千里はそう言って横たわっていた体を起こしそのまま肉棒を加えた。
「んっ、はぁ…っ」
クチュクチュとベッドの上に座る緒方の股間に顔を埋めて、上下に頭を動かす。
その姿を見下ろしながら肉棒は更に硬くなり……。
「入れさせろ」
我慢が出来なくなった緒方は強引に千里を押し倒すと、
そのまま中へ分身を入れた。
そして焦らす余裕など見せずに大きく千里の体を激しく揺さぶった。
「ぁあんっああっ!」
「この顔も、この声も、この体も全て俺のもんだ。誰にも触らせねぇ……」
感じる千里の顔を目と鼻の先で見つめながら、呟く緒方。
「千里。好きだ…、愛してる」
そう囁いた言葉は千里の耳にもしっかり届いていた。
そして激しい腰つきは更に速度を増していき……。
「玲っ!」
「イクぞ……っ!」
心も体も漸く1つになった2人。
この先待ち受ける試練が波乱だとしても、決して離れまいと誓う千里だった。