喜怒哀楽


明け方の5時になって千里が眠いと言い出したので
3人でこたつで横になった。

すぐに寝息を立てだした二人。

あたしはまだ眠くならなくて
起き上がって携帯をいじってた。


「暇だなー。」

二人は起きる気配ないし。

あたしも横になって寝ようとしたけど眠気が来ない。

でもいつの間にか眠ってしまった。



突然肩を叩かれて目が覚めた。

寝ぼけたまま起き上がると
いつの間にか起きてきたのかお兄ちゃんがいた。

「そんなとこで寝たら風邪引くよ。こっちの部屋おいでよ。」

「ありがとうございます。あ.仕事大丈夫なんですか?」

「今日休みになったんだよね〜」


隣の部屋で二人で話し込んでいた。
龍とは兄弟だけど血は繋がってないと聞いた。

昨日は龍に似てると思ったけど
話し方も性格も龍とはぜんぜん違っていた。

「あたし龍の元カノなんですよねー」

「そうなのっ?」

「短かったですけど。」

「龍にはもったいないね。」

「えっ?」

「愛美ちゃんかわいいから。」






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