眠り姫の恋-ボディーガードは御曹司-
「そういえば、いくらなんでもアザが多すぎる……」
「彼女、虐待されてたんでしょう」
「!?誰に?」
「わかりませんが、ご両親か恋人とかそこら辺でしょう」
医者は彼女の身体にあるアザの部分に湿布を貼りながら言った。
「よし、これで大丈夫。坊ちゃま、今は麻酔をしていて眠ったままですが、彼女が起きたら色々と説明してあげてくださいね」
「わかった」
俺は短く返事した。
「では私達はこれで。起きたらこちらに置いてあるお粥食べさせてあげてくださいね」