蔓薔薇
髪は、ボサボサで普段着
そんな自分の姿を思い
私は、恥ずかしくて
その場を走り去った。

私の足は駅へと向かっているが

どこをどう歩いているのか・・
  
いろんな場面が頭の中を
駆け巡る。

『本当の娘に手を出す程
 あの人は馬鹿じゃない』

『ミオは、とっても綺麗・・』
 
『そんなに退屈なら
 帰れば・・・』

優しく彼女の髪に触れ

寄り添う彼の姿・・・
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