蔓薔薇
「ミオちゃん
なんか、ごめんね」
彼女の後を追いかけて
アキラさんも工房を出て行く
残されたのは
私とイサオさんだけ。
私は、彼女が投げつけた
ネックレスを拾おうとした
その時・・・
「拾わなくていい・・・」
彼の横顔は、悲哀に満ちていた
昔の自分の姿を見ているような
錯覚に陥った私は
彼を抱きしめていた。
なんか、ごめんね」
彼女の後を追いかけて
アキラさんも工房を出て行く
残されたのは
私とイサオさんだけ。
私は、彼女が投げつけた
ネックレスを拾おうとした
その時・・・
「拾わなくていい・・・」
彼の横顔は、悲哀に満ちていた
昔の自分の姿を見ているような
錯覚に陥った私は
彼を抱きしめていた。