蔓薔薇
「どうしてなの・・・
ヨウちゃん・・・」
私はフラッシュバックの渦の中
に両手で顔を被う自分の姿を
見つけた。
私の体は震え
心が凍りついた瞬間。
彼は、破れたシャツを身に纏う
私の姿をじっと見つめて
悪魔のように微笑み言葉を吐く
「汚れたミオ
かわいそうに・・・
でも、安心しなよ
俺がずっと
傍にいてあげるから」
彼の手が私へと伸びる。
「・・・やめて
さわらないで・・・」
私に拒絶された彼の瞳から
涙が流れた。
「ごめん、母さん・・・
俺のせいで兄さんが・・・」
彼は足を引きずり、心と体が
凍りついて動く事のできない私
に近寄り、そっと抱きしめた。
私は彼の腕の中、恐怖に震える
ヨウちゃん・・・」
私はフラッシュバックの渦の中
に両手で顔を被う自分の姿を
見つけた。
私の体は震え
心が凍りついた瞬間。
彼は、破れたシャツを身に纏う
私の姿をじっと見つめて
悪魔のように微笑み言葉を吐く
「汚れたミオ
かわいそうに・・・
でも、安心しなよ
俺がずっと
傍にいてあげるから」
彼の手が私へと伸びる。
「・・・やめて
さわらないで・・・」
私に拒絶された彼の瞳から
涙が流れた。
「ごめん、母さん・・・
俺のせいで兄さんが・・・」
彼は足を引きずり、心と体が
凍りついて動く事のできない私
に近寄り、そっと抱きしめた。
私は彼の腕の中、恐怖に震える