蔓薔薇
BARのドアが開く音と共に
セリナさんとご主人が
仲良く手を繋ぎ寄り添って
店内へと入って来た。
アキラさんの顔色が曇り
一気にお酒を飲み干す。
二人がこの店に現れた事で
場の空気は一変してしまう。
アキラさんは全く話す事なく
お酒を飲むピッチを上げて
お代わりを頼んでは、飲み干す
セリナさんは一生懸命に旦那様
の事を紹介してくれていたのに
私は、アキラさんの事ばかり
気になって、彼女の話は所々
しか聞く事ができなかった。
「こんな可愛い子が、イサオの
彼女になってくれれば
いいのに・・・
こいつ、この容姿でしょう
学生の頃なんてモテたモテた
言い寄って来る女の子は
たくさんいたのに無口で愛想
が悪くて、最終的には
近寄り難い人のレッテルを
張られてるんだよ
俺がオマエなら、もっと
楽しくやるよ
なあ、セリ?」
「何、言ってるのよ、バカ」
セリナさんとご主人が
仲良く手を繋ぎ寄り添って
店内へと入って来た。
アキラさんの顔色が曇り
一気にお酒を飲み干す。
二人がこの店に現れた事で
場の空気は一変してしまう。
アキラさんは全く話す事なく
お酒を飲むピッチを上げて
お代わりを頼んでは、飲み干す
セリナさんは一生懸命に旦那様
の事を紹介してくれていたのに
私は、アキラさんの事ばかり
気になって、彼女の話は所々
しか聞く事ができなかった。
「こんな可愛い子が、イサオの
彼女になってくれれば
いいのに・・・
こいつ、この容姿でしょう
学生の頃なんてモテたモテた
言い寄って来る女の子は
たくさんいたのに無口で愛想
が悪くて、最終的には
近寄り難い人のレッテルを
張られてるんだよ
俺がオマエなら、もっと
楽しくやるよ
なあ、セリ?」
「何、言ってるのよ、バカ」