姫の苦手はイケメン王子!?
その後、
「私も帰りますね!さようなら!」
といって逃げるように走り去っていった園崎さん。
「やっと、やっと…」
隣には携帯握り締めてしゃがみこむ親友。
そこまで嬉しかったか。
まぁ、お前が本気になった女だもんな。
「よかったな。」
「あぁ!お前も頑張れよ!」
「おう。」
何時にメールしようかなーっとニヤニヤにながら帰っていく親友を、俺は冷めた目で見てた。
「明日もある…しな。」
俺も家へと帰った。
明日は何を仕掛けようか…と考えながら。