姫の苦手はイケメン王子!?
 
その後、

「私も帰りますね!さようなら!」

といって逃げるように走り去っていった園崎さん。

「やっと、やっと…」

隣には携帯握り締めてしゃがみこむ親友。
そこまで嬉しかったか。
まぁ、お前が本気になった女だもんな。

「よかったな。」
「あぁ!お前も頑張れよ!」
「おう。」

何時にメールしようかなーっとニヤニヤにながら帰っていく親友を、俺は冷めた目で見てた。

「明日もある…しな。」


俺も家へと帰った。
明日は何を仕掛けようか…と考えながら。



 

< 22 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop