あの空をもう一度。


雲は君と俺の仲を邪魔する悪い奴だ。


勿論俺は、雲に腹を立てる。


だから雲を吹き飛ばして、また太陽が照らせるように頑張るのだ。




そんな俺に、君は呆れているだろうか。


それでもいい。


だって俺は空みたく、心は清々しく、広くはない。


特に君のことになると尚更。


心は広くないけれど、その代わり俺は、君が世界中のどこにいたとしても、見つけだす自信はある。



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