鶏冠頭の不良《番外編》
ほんなら響は、裕芽ちゃん好きやって言うから、これはチャンスやって思った
「お前が殴ったとしても、俺は裕芽ちゃんと別れたりなんかしいひんぞ」
俺はメッチャ苦しんだんに、お前だけ幸せになるなんて許さへん…!!!!
「お前…俺が裕芽を好きやって知ってて言っとるんか??」
「あぁ」
「んなら…殺るしかないな…」
何年か響と付き合ってるけど、たかが女一人にそんなキレるなんて、らしくないわ
まぁ、それだけ好きってことか
はは…なんか燃えてきたわ
「…そうみたいやな」
俺の一言でケンカが始まった