本当はミミちゃんが羨ましいんだ。
羨ましくてしょうがないんだ。



だけど半分は妬んでる。



こんな女を好きになる訳無いよね?



風間が振り向いてくれたら良いな‥‥‥‥なんて思ってたけど、そんな事元々無理な話しだったんだね。



なんだか何もかも嫌になってきた。



「羅衣ちゃーんっ?」



今は聞きたくないのに。



「どうかしたのっ?」



聞こえてしまう、



「顔、青いよ」



ミミちゃんの声。



「羅衣ちゃ、」



「羅衣ってば具合悪いんでしょ?保健室行こっか」



ミミちゃんの声を遮ったのは友梨香。



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