慰めだから…

「俺んちこっちだから。
ぢゃーねっ」
彩斗は右を差して言う。

3人ともばいばいと言って
彩斗に手を振った。

「うちらこっち?そっち?」
あたしは右と左を交互に
差して言う。
「こっち」
知樹が左をさす。

そしてあるって行ってしまった
知樹の後ろを追いかける。

たあいもない会話を
3人でしていると
知樹が、
「俺の兄貴ここで働いてんのっ。
いっかなあ~…」
とガソリンスタンドを差しながら言う。
「どれっ?」
「んーと、あれあれっ!!
あー、影に隠れちった。」

「髪型しか見えなかったあ…」
「ドンマイ」

< 6 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop