慰めだから…
「俺んちこっちだから。
ぢゃーねっ」
彩斗は右を差して言う。
3人ともばいばいと言って
彩斗に手を振った。
「うちらこっち?そっち?」
あたしは右と左を交互に
差して言う。
「こっち」
知樹が左をさす。
そしてあるって行ってしまった
知樹の後ろを追いかける。
たあいもない会話を
3人でしていると
知樹が、
「俺の兄貴ここで働いてんのっ。
いっかなあ~…」
とガソリンスタンドを差しながら言う。
「どれっ?」
「んーと、あれあれっ!!
あー、影に隠れちった。」
「髪型しか見えなかったあ…」
「ドンマイ」