アイスクリームみたいな恋したい!
だけど、あたしはポーカーフェイスを保つ。
『歌ってない。』
『へぇ~これ見てもそんな事いえるかなぁ?』
パカッ
伊河の携帯にはあたしが4階廊下で歌ってた時の画像が。
あたしはさすがにポーカーフェイスを保てず
驚いた表情をしてしまった。
それを見た伊河は、
『ちゃんと表情あるんじゃん。出した方がかわいぃのに。』
ボッ
あたしの顔は熱くなる。
『かわいぃよ??』
カァッ
まるで全身にお湯がかかったように熱い。
キーンコーンカーンコーン
きりーつ、れーい
『『お願いしまーす』』
授業が始まる。
しかしあたしの顔の熱はひかない。
すると、伊河が
『教科書ないんだよね。貸してくれない??』
あたしは机をくっつけ、伊河寄りに教科書を動かす。
もちろん目を窓の方にそむけながら。