アイスクリームみたいな恋したい!
ボーッとしていると優はクレープX'mas盛りを完食していた。
それからあたし達はゲームをしたりして時間を潰した。
――12月24日17:30――
もう夕方だというのにデパートは人で埋め尽くされている。
『人も多いし、もう帰ろっか。』
優が切り出す。
あたしはそれに頷きながら駅へ急いだ。
プァーッ
電車が動き出す。
優は歩き回り疲れたのか、眠っていた。
《まもなく列車が止まります。》
アナウンスが流れたら優はハッとして起きた。
その様子が妙にツボにはまり、
あたしは笑いが一時止まらなかった。