アイスクリームみたいな恋したい!



今日は、冬休み中にある登校日。

あたしは来たくなかったんだけど、みんなくるっていうから。

はぁ。


ガヤガヤ

『はよっ!』

『ゆ、夢!?おはよ。』



風邪気味でマスクをしてきたから驚いたんだと思う。

みずきの目はキョトンとしていた。


『高瀬、おはよっ。』

『おはよう。小林…………サン。』

なに、なに?今の間は……。

呼び捨てしてくれたと思ったのにぃ~。


や『こーちゃん、またいえなかったんだ?頑張りなー。』

し『こうき、またぁ?頑張れって!!』


……………??


これこそまさにキョトン状態。

あたしの聞きたかった事をみずきが聞いた。

み『何の話ししてんの~?』

や『こーちゃんが↓

た『ワァーワァー!!いっちゃっダメだってば!!』

の事を呼び捨てにしようと頑張ってるっていう話し。』


し『こうき、うっさい。あのな、こうきが呼び捨てしたいのは……あの人!』


みずきは白崎の指す“あの人”を見る。


『へ、へぇ。』


当の本人は全く気づいてない。

トントン

ゆ『なに?みずき。』

み『こーちゃんが夢の事、呼び捨てするの頑張ってるって。』


ゆ『ふーん』

…………………………

ゆ『ええぇぇぇぇぇ!!!!』

タタタタッ

ほ『何かよく分かんないケド、よかったね。祝福したいキブンだよ♪』

み『同じく♪フフッ』


…………………

さらに、ええぇぇ!!


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