アイスクリームみたいな恋したい!
再出発


翌日、学校が始まった。

あたしは少し赤い目を気にしながら教室へ向かった。


トボトボ

コツッ

あたしの靴に小石があたる。

はぁ~。もう誰よ!

クルッ


は?……って…えぇ~!!

『な、何でいんのよ!』


後ろにいたのは紛れもない伊川だった。


『……よ、よぉ。』

『転校は?居なくなるんじゃ…?』

『あぁ。今日で、最後だ。』

『そっかぁ。今日で…最後…』

ダダダダダッ

ドンッ

『ゆーめっ。おはよーさん。』
『小林、おは。』

『ゥースッ』

『『はよっ。』』

『『おはよう。』』


あ。来た。いっぱい来た。


優、高瀬、つき、みずき、ほのか、安田、白崎…。


あたしはいった。

『これはこれは…皆さんお揃いで。どうなさいました?』


ポカーン


『『『『『『『
   登校してます。
      』』』』』』』


あは。そりゃそうだ。


『ごめん。』


アハハハハハッ


あたし達は教室に入り、各自いすに座った。

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