starlight
----------*.葵.*----------
「俺もお前が好きだ。」
先生はそう言ってくれた。
信じられなかった。
振られにきたようなものだったのに。
信じられなくて先生の胸の中で
何度も
「本当?」
と繰り返した。
すると先生は
私にキスをした。
先生の柔らかい唇は、
私を味わったことのない
幸福感でいっぱいにした。
「......ずっとこうしたかった」
唇を離しそう呟いた先生は、
いつもの『教師』の顔じゃなくて、
『男の人』の顔をしていた。
先生は何度も何度も角度を変えて
私に口付けた。
柔らかい感触が私の唇を優しく包み込む。