starlight
「ごめん......」
力を振り絞って言ったその一言に、
頭を上げた将太の顔は強張っていた。
「私...将太がすごい好きだけど...
友達として、っていう気持ちしか持てなくて。
気持ちは嬉しいけど...
将太の気持ちには応えられない。」
「そ...っか。」
将太のかすれた声に、涙が零れる。
「ごめん...本当にごめん...」
「ば、バカ!何でお前が泣いてんだよ。
ダメ元だったし!大丈夫だから!」
必死に私の涙を拭く将太も、
泣きそうな表情を笑顔の下に隠していた。
それを見て、涙の勢いが増す。
「ごめっ...」
「バカ!泣くなって。
これからは友達として、
今まで通り仲良くしよう!
な?」
引きつった笑顔。
将太のプライドを傷つけないためにも、
「うん」
と返事をして、すぐに別れた。
その晩、
どうしても先生に会いたくて。
先生を呼び出した。