starlight
----------*.圭吾.*----------
放課後理科準備室でコンピューターに向かっていると、
やはり数人の女子生徒が現れた。
学校が広く、教員1人1人に準備室が与えられるので、
他の教師もいない。
女子生徒たちは遠慮なくズカズカと入ってきた。
「......何か用か。」
「別に~。先生と喋りたくて来ただけ~。」
その内の1人が喋り出す。
「......悪いけど仕事中だ。早く帰りなさい。」
努めて先生口調で話す。
堅苦しい奴だと思って、諦めてくれるだろう。
そう思っていた。しかし......
「え~!先生冷たー!いいじゃんっ♪
何か手伝うし!」
引き下がらない。
「...勝手にしろ」
面倒になったので、放置。
「やったぁ。先生髪サラサラ~♪」
突然隣にいた女子が俺の髪を触る。
「...触るな。」
手を軽く払いのける。
「キャー!先生冷た~い!」
「先生絶対ドSでしょ!」
「俺様じゃん!?可愛い~」
言ってることが意味不明だ。
「先生メアド教えてよ~♪」
「馬鹿言うな。ダメに決まってんだろ。」