starlight
波紋





それからというもの、

前よりいっそう

ラブラブになった私たち。

クリスマスを一緒に過ごそうと

約束もした。



「葵、この頃なんか楽しそうだね!」

一緒に登校していた晴香に、

そう言われる。

「え、そう?」

「うん!!何かあったのー?」

ニヤニヤしながら問い詰めてくる晴香を

「何も無いよ~」

とするりとかわす。

「晴香は?」

納得のいかない顔をする晴香に、

そう聞き返すと、

「そりゃもう!ラブラブですよ~」

といつものノロケ話が始まった。

以前は女遊びも激しめだった竜也だが、

今は晴香とラブラブだ。

ホントに良かったと思う。

ノロケ話がヒートアップしてきて、

ややうんざりしながら廊下を歩く。




...さっきから、

廊下ですれ違う生徒たちが

こっちを見ているように感じるのは、

気のせいだろうか...。

「ねぇ、みんなさっきから
 葵のこと見てない??」

晴香も気付き、訝しげに囁いてくる。









......もしかして。























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