starlight

「もう会えない。」

「......え？」

その夜。

受話器の向こうの先生の口から出た言葉に、

私は絶句した。

「だから...今回みたいなことが
　またあるかもしれないだろ。
　だから葵が卒業するまでは
　もうあまり会えない。」

受話器を落としそうになり、

震える手で受話器を握りなおす。

「...何で？大丈夫だったじゃん」

「今回だって、本当に嘘なのかって
　疑ってる人も多い。
　再びこんなことがあったら、
　もう逃げ切れないだろ」

淡々と話す先生。

何で......？

先生は寂しくないの？

会えなくてもいいの？

電話を切ってからも、

震えが止まらなかった。



分かったって

言ったけど......

























耐え切れないよ。