starlight






「葵...愛してるよ。」

桐さんは今まで聞いたこともない

甘い声で囁くと、

片手で自分のネクタイをほどいた。

「待って...」

「ん?どうしたの?
 ...もしかして、初めて?」

桐さんは優しく聞いてくる。

「ううん...なんでもない」

「彼氏いるの?」

「...少し前に別れた。」

「そっか。...俺に任せて。
 温めてやるから。」








私はそのまま桐さんに抱かれた。






「葵...愛してるよ。」

桐さんが掠れた声で囁いた。

「私も...私も愛してる」




もう、戻れない。




これは自分自身への裏切り。






先生を好きっていう、









心への裏切り。




















先生。




先生が知ったら、どう思うかな。








悲しんで...はくれないかな。





汚い女って、軽蔑されるんだろうな。












行為が終わると、

桐さんはそのままベッドに倒れこんだ。

「ごめん...あまりに葵が可愛いから、
 ハメ外した。次はもうちょっと落ち着いてするわ。」

桐さんは可愛い笑顔で

スースーと寝息を立てて寝てしまった。






















私は











涙が止まらなかった。































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