starlight
「それでも...俺は葵を信じるよ」
腕を掴んで引き寄せて、
思いっきり抱き締めた。
葵は驚いた顔をした。
「だてに...ずっと葵のこと
想ってるわけじゃないからな」
裏切ってもいい。
俺なら、葵にいくら裏切られても、
葵を信じられる。
何度だって、
やり直せる。
「先生っ......」
「葵...愛してる。」
「先生...」
「何度でも言う。愛してる」
どんなことがあっても。
どんな君も。
俺の知る君も、知らない君も。
全部全部、包み込んでやるんだ。
寂しがり屋の君が、
凍える夜に、安心して眠れるように。