先輩とアタシ。
*一目惚れ*
桜が散る…。
薄茶色の長い髪に145センチというなんとも悲しい身長。真新しい制服に着られているアタシ.中澤璃央。
この春からアタシは.北高に入学する。
体験入学で一度来ているのに改めて校舎を見渡すとなんだか初めて来たような気がする。
友達できるかな???
アタシ初対面苦手だからなあ…。
そんなことを考えながら体育館へ向かう。
………それにしてもさっきから人が見当たらない。
なんで??
そう思いながらも体育館を覗いてみる。
…???
人がいない??
アタシはとっさにまだ買ったばかりの腕時計を確認する。
「…えっ…えぇ〜!!!」
―8時52分―
入学式は10時から。
「な.なんでぇ〜!?」
間抜けな声をあげたアタシの質問に答えが返ってきた。
「君.一時間間違えてるよ」
腕時計を握りしめ泣きっ面なアタシはその声に驚き顔をあげた。
「………っ!!」
栗色の無造作にセットされた髪がすごく高い場所にあった。
180センチくらいあるのかな???
ていうか…
ていうか…
ていうか…
…かっこいい〜!!!!
吸い込まれそうなくっきりした二重瞼に筋の通ったシャープな鼻.それに薄くてセクシーな唇。
アタシは完全に見とれてしまった。
あんぐり口が開いてとても間抜け顔。
「どうかした??」
見とれて微動だにしないアタシを見て彼が飛びっきりの笑顔で顔を覗きこんできた。
その距離に驚いてアタシはしりもちをついてこけてしまった。
うぅ〜。。。
恥ずかしいっ!!!
「…っ!!」
「あ.ごめん…大丈夫???」
彼は笑いを我慢しながらアタシに手を差し出してきた。アタシ.すごくマヌケ…。
彼の手がアタシの手を包みこむ。
「す.すみません」
「ううん.大丈夫。君おもしろいね。さっきから百面相してる。」
薄茶色の長い髪に145センチというなんとも悲しい身長。真新しい制服に着られているアタシ.中澤璃央。
この春からアタシは.北高に入学する。
体験入学で一度来ているのに改めて校舎を見渡すとなんだか初めて来たような気がする。
友達できるかな???
アタシ初対面苦手だからなあ…。
そんなことを考えながら体育館へ向かう。
………それにしてもさっきから人が見当たらない。
なんで??
そう思いながらも体育館を覗いてみる。
…???
人がいない??
アタシはとっさにまだ買ったばかりの腕時計を確認する。
「…えっ…えぇ〜!!!」
―8時52分―
入学式は10時から。
「な.なんでぇ〜!?」
間抜けな声をあげたアタシの質問に答えが返ってきた。
「君.一時間間違えてるよ」
腕時計を握りしめ泣きっ面なアタシはその声に驚き顔をあげた。
「………っ!!」
栗色の無造作にセットされた髪がすごく高い場所にあった。
180センチくらいあるのかな???
ていうか…
ていうか…
ていうか…
…かっこいい〜!!!!
吸い込まれそうなくっきりした二重瞼に筋の通ったシャープな鼻.それに薄くてセクシーな唇。
アタシは完全に見とれてしまった。
あんぐり口が開いてとても間抜け顔。
「どうかした??」
見とれて微動だにしないアタシを見て彼が飛びっきりの笑顔で顔を覗きこんできた。
その距離に驚いてアタシはしりもちをついてこけてしまった。
うぅ〜。。。
恥ずかしいっ!!!
「…っ!!」
「あ.ごめん…大丈夫???」
彼は笑いを我慢しながらアタシに手を差し出してきた。アタシ.すごくマヌケ…。
彼の手がアタシの手を包みこむ。
「す.すみません」
「ううん.大丈夫。君おもしろいね。さっきから百面相してる。」