SWEET&HOT~甘いのと辛いのと~
「で、でも、皐月が思うような子ではないかもしれませんわよ?中川さんも不良かもしれませんし…」
「それでもいい」
移動証明書から恵子に目線を移す。
恵子を見つめる皐月の顔は、いつになく真剣だった。
「例え不良だろうと…私を無視したとしても…仲良くしたい」
「父親同士が仲良いからって子供同士まで仲良くしなくてもいいんじゃありませんの?」
「わからないなぁ…どうして恵子がそこまでも私とこの子を仲良くさせたくないのかが」
どうして?
そんなの私もわかりませんわよ。
ただ…心がチクチクと痛むだけで。
「父親同士が仲良くしてるから、とか関係ないよ。ただ…なんとなくこの子に惹かれるだけ。…確かにこの子が編入しない可能性も、私達のクラスに来ない可能性もあるけどね」
そう言い、苦笑する。
だが、その顔は希望で満ち溢れていた。
その数日後。
中川瑠莉は編入可能ギリギリの点数でアメスト学園に編入した。
「それでもいい」
移動証明書から恵子に目線を移す。
恵子を見つめる皐月の顔は、いつになく真剣だった。
「例え不良だろうと…私を無視したとしても…仲良くしたい」
「父親同士が仲良いからって子供同士まで仲良くしなくてもいいんじゃありませんの?」
「わからないなぁ…どうして恵子がそこまでも私とこの子を仲良くさせたくないのかが」
どうして?
そんなの私もわかりませんわよ。
ただ…心がチクチクと痛むだけで。
「父親同士が仲良くしてるから、とか関係ないよ。ただ…なんとなくこの子に惹かれるだけ。…確かにこの子が編入しない可能性も、私達のクラスに来ない可能性もあるけどね」
そう言い、苦笑する。
だが、その顔は希望で満ち溢れていた。
その数日後。
中川瑠莉は編入可能ギリギリの点数でアメスト学園に編入した。