SWEET&HOT~甘いのと辛いのと~
「部屋に戻って寝た方が良いんじゃなーい?」
皐月の言う“部屋”とは、寮の中の自分の部屋のことだ。
学校から寮はそんなに離れていない。徒歩5分くらいの距離だ。
「ありがとう…でも、大丈夫だよ。…そんなことより…」
由香は教室をゆっくりと見回す。
そして3人を見ると、ニパーっと笑った。
「今日は転校生が来るみたいだねー。どんな子かなぁ?」
「優新館の生徒だった方ですから、ぶっきらぼうな方に決まってますわ」
決めつけるような言い方に、皐月と翔が反論する。
「そんなことないよー!きっと素直で良い子だよ!」
「せやせや!そんな簡単に決めつけんな!」
「翔…あなたはいつまで皐月に抱きついているつもりですの?」
そう言われ、嫌々ながら皐月を解放する。
皐月もどこか寂しそうな顔をしていた。
翔は恵子に対してブーイング。
「なんやー?羨ましいんか?」
恵子は焦ったような顔になった。
つい、力みながら言ってしまう。
「ち、違いますわ!!」
「そんなムキにならんでもええやん…」
「わ、私はあなたが皐月に抱きついてるとシャレにならないかなぁと思い…」
「別にええやろ」
皐月と翔は顔を見合せ、ねーっと言いながら微笑み合う。
皐月の言う“部屋”とは、寮の中の自分の部屋のことだ。
学校から寮はそんなに離れていない。徒歩5分くらいの距離だ。
「ありがとう…でも、大丈夫だよ。…そんなことより…」
由香は教室をゆっくりと見回す。
そして3人を見ると、ニパーっと笑った。
「今日は転校生が来るみたいだねー。どんな子かなぁ?」
「優新館の生徒だった方ですから、ぶっきらぼうな方に決まってますわ」
決めつけるような言い方に、皐月と翔が反論する。
「そんなことないよー!きっと素直で良い子だよ!」
「せやせや!そんな簡単に決めつけんな!」
「翔…あなたはいつまで皐月に抱きついているつもりですの?」
そう言われ、嫌々ながら皐月を解放する。
皐月もどこか寂しそうな顔をしていた。
翔は恵子に対してブーイング。
「なんやー?羨ましいんか?」
恵子は焦ったような顔になった。
つい、力みながら言ってしまう。
「ち、違いますわ!!」
「そんなムキにならんでもええやん…」
「わ、私はあなたが皐月に抱きついてるとシャレにならないかなぁと思い…」
「別にええやろ」
皐月と翔は顔を見合せ、ねーっと言いながら微笑み合う。