SWEET&HOT~甘いのと辛いのと~
自分で自分のことをちゃん付けするような奴にロクな奴はいないなと改めて思う。
ほら、見て。私の頭、あんたのせいでぐしゃぐしゃになってるよ。
「皐月ちゃん…そろそろやめないと瑠莉ちゃんが大変なことになっちゃうよ」
由香がやめるように促したが、皐月はやめない。
「大丈夫!鳥の巣頭になっても瑠莉ちゃんはかぁいいから!」
どこが大丈夫なんだ、どこが。
瑠莉はわざとらしくため息をつくと、皐月の手を自分の手ではねのけた。
それに対して、皐月は不満そうに唇を尖らせている。
髪の毛を手ぐしで元に戻した瑠莉は尋ねた。
「そういえば、あなた達は全員寮で暮らしてるの?」
その質問に、翔が口を開いた。
「そうやで。せやから、俺達は帰り道が同じっちゅーわけや。瑠莉も寮暮らしになるんやろ?」
「ええ…。でもその寮自体をまだ見てないのよ。荷物は寮に送ってはいるんだけど…今日は生家から直接ここに連れてきてもらったから…自分がどの部屋なのかとか、詳しいことはわからないのよね」
ほら、見て。私の頭、あんたのせいでぐしゃぐしゃになってるよ。
「皐月ちゃん…そろそろやめないと瑠莉ちゃんが大変なことになっちゃうよ」
由香がやめるように促したが、皐月はやめない。
「大丈夫!鳥の巣頭になっても瑠莉ちゃんはかぁいいから!」
どこが大丈夫なんだ、どこが。
瑠莉はわざとらしくため息をつくと、皐月の手を自分の手ではねのけた。
それに対して、皐月は不満そうに唇を尖らせている。
髪の毛を手ぐしで元に戻した瑠莉は尋ねた。
「そういえば、あなた達は全員寮で暮らしてるの?」
その質問に、翔が口を開いた。
「そうやで。せやから、俺達は帰り道が同じっちゅーわけや。瑠莉も寮暮らしになるんやろ?」
「ええ…。でもその寮自体をまだ見てないのよ。荷物は寮に送ってはいるんだけど…今日は生家から直接ここに連れてきてもらったから…自分がどの部屋なのかとか、詳しいことはわからないのよね」