SWEET&HOT~甘いのと辛いのと~
校長室でのこと
アメスト学園の校長室。
他の高校と比べて何倍もの広さだが、机や資料を入れる棚などは普通の高校と変わらない。
お客様用のソファーがあまりにもふかふかするぐらいだ。
初代校長の希望で、校長室はシンプルにしたかったらしい。校長室までお金はかけられなかった…という説もあるが。
…この日は校長室に校長はいなかった。
だが、ソファーに座って片手に持っている移動証明書をまじまじと見つめる少女が1人。
「中川…瑠莉…といいますのね…。瑠莉…綺麗な名前ですわ。どうして瑠璃色の瑠璃という漢字じゃないのか気になりますけど」
少女は不思議そうな顔をして、何度もその名前を呟く。
白い肌に可憐な顔。肩までの栗色の髪の毛にウェーブがかけられていて、淡いピンクのワンピースのような制服を着ている。
リボンは真っ赤なもので、白いタイツをはき、ピンクのブーツをはいている。
一目見て、誰もがアメスト学園の生徒だとわかる格好だ。
「委員長!人の名前にケチつけるなんてひどくなーい?確か私の時もそうだったよねぇ?」
他の高校と比べて何倍もの広さだが、机や資料を入れる棚などは普通の高校と変わらない。
お客様用のソファーがあまりにもふかふかするぐらいだ。
初代校長の希望で、校長室はシンプルにしたかったらしい。校長室までお金はかけられなかった…という説もあるが。
…この日は校長室に校長はいなかった。
だが、ソファーに座って片手に持っている移動証明書をまじまじと見つめる少女が1人。
「中川…瑠莉…といいますのね…。瑠莉…綺麗な名前ですわ。どうして瑠璃色の瑠璃という漢字じゃないのか気になりますけど」
少女は不思議そうな顔をして、何度もその名前を呟く。
白い肌に可憐な顔。肩までの栗色の髪の毛にウェーブがかけられていて、淡いピンクのワンピースのような制服を着ている。
リボンは真っ赤なもので、白いタイツをはき、ピンクのブーツをはいている。
一目見て、誰もがアメスト学園の生徒だとわかる格好だ。
「委員長!人の名前にケチつけるなんてひどくなーい?確か私の時もそうだったよねぇ?」