真珠と青いマフラー
なかなか堅苦しい入学式が終わり一年間お世話になる1組のクラスに入り、出席番号順で席についた。
ちなみに窓際側。
あれ、私円藤よね?
「それでは話は終わります。
次は委員を決めたいと思います。」
新しい担任からの説明は終わり、あのときあった男の子がこちらに向かって歩いてきた。
「クラス同じになったな。えーっと…」
「千草でいいわ。」
「おっそっちのほうが助かる。俺はトモでいいから。」
「トモ~」