five

「小那美遅いわね?」

小那美が行って20分が経過した。

愛羅は腹が減って痺を切らしている。


まさか…。

あいつ、方向音痴だしな…
迷ってるのか?





「俺、探してくるわ」


「え?慧?!」

俺の足は勝手に走り出していた。

そう、あいつを見つけるのはいつも俺の役目なはずだ。

どこにいてもあいつのことは分かるんだ。


< 83 / 84 >

この作品をシェア

pagetop