love me...?
それはまだ四月の頃
小学生にから中学生になったばかりで
制服も着なれないまだまだな新入生
たちはぞろぞろと帰っていた。
「おい、ゆづー」
「んー?」
「一緒帰るか?」
「ちょっと待ってて!」
ゆづはふと目に入る一人でいた女の子
それが未優だった。未優は引越しで
この地域に来たばかりでもちろん
友達はいなかったのだ。
「一緒に帰ろう?」
尋ねるとこくんと小さく微笑んでうなずいた。
「悠人~未優も一緒でいいよね?」
「あ、別にいいけど・・」
「よし帰ろう!」
「あ・・え・・えっと・・」
未優の一言で二人は立ち止った。
「本当に良いの?」
「全然!ってかむしろ歓迎だしよ!」
悠人が笑っていうと、未優はすごく
嬉しがった。それを見ていた私は
癒されていた。
玄関前で悠人と呼んでいた先輩がいたため
三人で一緒に向かった
「悠人やっぱ野球部入るだろ?」
「んー考えて・・ます。」
「で・・そっちの子達は?」
「ノーコメント。」
「え・・えっと友達の未優です」
「ははは・・未優ちゃんも
そっちの子もよろしくね?」
「歩先輩!!!とりあえず今日は
俺たち帰るんで・・じゃ。」
「ちょっと待てよ!そうそう!」
といって歩が連れてきたのは・・
「歩どこ連れて行くんだよ」
「あ。」
「大真先輩」
「お、悠人」
「ほら、悠人もう行こうよ。」
「ああ、そだな」
「本当に良いの?」
と、未優が問う。
「大丈夫だよ」
そう悠人が言うと未優は安心していた。
それだけ緊張してるのかなと
私は思ったけれども・・すこし悠人の
先輩が気になった・・だけ。