◆~恋色模様~◆
.★*゚素顔模様゚*★.
「さっき廊下で遠藤ちゃんに会って
また今日も私の授業出なかったでしょ!
加藤くん私の授業受ける気あるの!?
って言われたから
あるよー
って答えたら
じゃぁこのプリントやってから帰りなさい!!
じゃないと帰っちゃダメだからねっ!?
ってプリントだけ置いてちった。
見張ってないといつ帰るかわかんねーのにな(笑)
まじ遠藤ちゃんウケる(笑)
若い女のセンコーなんてそんなもんなんかね?」
遠藤ちゃんとは俺の言葉のまんま。
若い女のセンコー。
ちなみに教科担当は数学。
左手で机に頬杖ついて右手でシャーペンをクルクル回す。
「……仕方ないわね。
今回だけよ?」
「まじで!?
サンキュー紫乃っ!!」
「まじでって何よ」
「だって紫乃が教えてくれるって言うと思わなかったからさ」
本当意外。
いつもと変わらず、嫌って言うかと思ったのに。