◆~恋色模様~◆
.★*゚素顔模様゚*★.
俺の精一杯の言葉。
なぁ、紫乃。
俺の言葉ってお前に届かないのか?
「冗談でしょう?
あなたはあたしをからかってるだけなことくらいわかってるわ」
「そっか」
「え?」
「冗談か~」
思ってたよりも、つらい。
俺の言葉はなにひとつ届いてなかったってことかよ。
「? ねぇ…」
「あ、ミルクティー買ったんだ。
勉強教えてくれたお礼!
さんきゅーな!」
「え、ええ」
「じゃぁなっ」
カバンを持って教室を出る。
あーあ、俺的に今のは精一杯の告白だったんだけどなぁ。
辛いや。
やっぱり紫乃と俺は相容れないのかな。