夢でもいい
みちると同じく高2の時に、相手は同級生の彼氏。
ふたりの同意のもと、事をはじめたがあまりの痛みに耐えられず、彼氏を蹴飛ばしてしまった。
蹴りは彼の硬直したものにヒットし、彼は意識を失ってしまった。
なんとか謝って許してもらったが、結局は1ヶ月もしないで別れてしまった。
卒業するまで、廊下ですれ違うたびに気まずい思いをした。
京子は話し終えると、みちるを見た。
「…ね!上には上がいるでしょう?」
みちるは思わず吹き出した。
「ふふ。…だからさ、みちるちゃん。自分だけが悲劇のヒロインだなんて思ったら間違いよ。」
「…」
「彼も後悔してると思うよ?
だから、自分がそんな気分じゃない時は流されちゃダメ!
イヤな時はイヤって、はっきり言わないと。
それで離れていくなら、それまでの関係だったってことよ。」
みちるは無言でうなずいた。
「もし、みちるちゃんがムラムラきたら、その時は自分から誘うのもありだよ!」
きゃ~と、ふたりで騒いでいるところに一也が帰ってきた。
「あれ?みちる元気じゃん。」
「ちょっとぉ、ガールズトークを邪魔しないでよね!」
京子が右手で、シッシッと手で追い払った。
「なんだよ、分かったよ!女は集まるとつえーよな。」
一也がブツブツ言いながら、部屋からでて行った。
みちると京子は顔を合わせて笑った。
ふたりの同意のもと、事をはじめたがあまりの痛みに耐えられず、彼氏を蹴飛ばしてしまった。
蹴りは彼の硬直したものにヒットし、彼は意識を失ってしまった。
なんとか謝って許してもらったが、結局は1ヶ月もしないで別れてしまった。
卒業するまで、廊下ですれ違うたびに気まずい思いをした。
京子は話し終えると、みちるを見た。
「…ね!上には上がいるでしょう?」
みちるは思わず吹き出した。
「ふふ。…だからさ、みちるちゃん。自分だけが悲劇のヒロインだなんて思ったら間違いよ。」
「…」
「彼も後悔してると思うよ?
だから、自分がそんな気分じゃない時は流されちゃダメ!
イヤな時はイヤって、はっきり言わないと。
それで離れていくなら、それまでの関係だったってことよ。」
みちるは無言でうなずいた。
「もし、みちるちゃんがムラムラきたら、その時は自分から誘うのもありだよ!」
きゃ~と、ふたりで騒いでいるところに一也が帰ってきた。
「あれ?みちる元気じゃん。」
「ちょっとぉ、ガールズトークを邪魔しないでよね!」
京子が右手で、シッシッと手で追い払った。
「なんだよ、分かったよ!女は集まるとつえーよな。」
一也がブツブツ言いながら、部屋からでて行った。
みちると京子は顔を合わせて笑った。