氷の女王に誓約を
「どうしたらいいのって……ねぇ?」
「ミューちゃんは、朝飛くんと付き合いたいと思ってるの?」
付き合いたい?
あ、そうか。告白されたということは、付き合う付き合わないの返事をしなくちゃいけないわけで。
「返事のことは全く考えてなかった……」
「はぁ!? じゃあなんで私達を呼んだのよ。付き合うか付き合わないか悩んでるから呼んだんでしょ?」
「いや、あれから朝ちゃんがこちらがビビるほど私のこと避けまくってるから、そのことについてなにか名案はないかと……」
「それは返事をした後に考えること! 今の問題は、先輩の弟と付き合うか付き合わないかの二者択一でしょうがぁあああ!」
あーもうイライラすると叫びながら、舞はティーカップに注がれた紅茶を一気飲み。おお、ワルイドガール。
でもそうか。私は返事をしなくちゃいけないんだ。
YesかNoか。