氷の女王に誓約を
プログラム構成は昨シーズンよりも密度が濃い。今まででのタクならば、まともに滑り切ることも出来なかったはずだ。
身体とスケーティングの完成。両者が合わさって、初めてこのプロを滑ることが出来る。
左足アウトエッジに乗って、右足のトウを突く。
得意なルッツジャンプ。着氷後も勢いが殺されることはなく、左足のトウを突いて再び跳び上がる。
3Lz-3T。
基礎点10.1のコンビネーションだが、後半のボーナスも加算されて11.11の基礎点になる。
後半の3-3は西野も朝飛もやっていたが、クオリティではこちらが上だろう。
ファーストジャンプとセカンドジャンプの高さがほとんど同じ。さらにコンビネーションジャンプだというのに、着氷のランディングもよく伸びる。
スピードを上手く活かして跳ぶダイナミックで且つ無駄がないジャンプ。
着氷も膝を使って衝撃を和らげて、質の良いジャンプを可能にしている。
イーグルからスリーターンを回っての3Lo。