桜の葉
桜の樹の下で
+++++
「朔良ねぇちゃん~ッッ!!待ってよっ!!」
サラサラな髪。
少し背の伸びた葉は、もぅ中学生。
アタシは、高校生。
中高同じ敷地にある学校で、アタシと葉は毎朝一緒。
「起きるの遅いよっ!!一体何時に寝たの!」
アタシは、呆れた顔で言うのに、葉は笑顔全開で。
「3時ッ!!」
何て言いながら親指を立ててくる。
「アホかっ。早く寝なさい!」
「えー、だって、夜って淋しいんだもん。」
「尚更早く寝なさい。」
アタシは、何の躊躇いもなく、いつものように葉の手を握る。
アタシは全然気にしなかったんだけど。
葉は、何故か紅くなって、パッと手を離した。
「?どしたの。」
「な、何でもっ!?」
「変な葉。」
アタシはクスクス笑って、再び葉の手を繋いだ。
大きくなったよね~、葉の手も。
「それで?学校は楽しい?」
「まぁまぁ。かな。でも、ちょっと………。」
「?」
葉は、黙り込む。
「まさか、イジメ?イジメ喰らったら、ねぇちゃんに言いなよ。ぶん殴ってあげるから。」
軽く力こぶを作るアタシ。
「……ねぇちゃんが言うと冗談に聞こえない。」
「冗談じゃないもん。」
アタシと葉は、ニシシッと笑いながら学校に着いた。
「朔良ねぇちゃん~ッッ!!待ってよっ!!」
サラサラな髪。
少し背の伸びた葉は、もぅ中学生。
アタシは、高校生。
中高同じ敷地にある学校で、アタシと葉は毎朝一緒。
「起きるの遅いよっ!!一体何時に寝たの!」
アタシは、呆れた顔で言うのに、葉は笑顔全開で。
「3時ッ!!」
何て言いながら親指を立ててくる。
「アホかっ。早く寝なさい!」
「えー、だって、夜って淋しいんだもん。」
「尚更早く寝なさい。」
アタシは、何の躊躇いもなく、いつものように葉の手を握る。
アタシは全然気にしなかったんだけど。
葉は、何故か紅くなって、パッと手を離した。
「?どしたの。」
「な、何でもっ!?」
「変な葉。」
アタシはクスクス笑って、再び葉の手を繋いだ。
大きくなったよね~、葉の手も。
「それで?学校は楽しい?」
「まぁまぁ。かな。でも、ちょっと………。」
「?」
葉は、黙り込む。
「まさか、イジメ?イジメ喰らったら、ねぇちゃんに言いなよ。ぶん殴ってあげるから。」
軽く力こぶを作るアタシ。
「……ねぇちゃんが言うと冗談に聞こえない。」
「冗談じゃないもん。」
アタシと葉は、ニシシッと笑いながら学校に着いた。