桜の葉
「おっはよー!!ギリッ!!」

アタシは、チャイムが鳴る前に教室に滑り込んだ。

髪バサバサ。


アタシは、手で髪を軽く整える。



「朔良ぁっ!遅いよ~?まさか、またあそこに行ってたわけ?」


窓際で笑うのは、美都(ミト)。
ベリーショートな髪の女の子。
アタシの親友。




「アタシの日課だもん。」

「あそこってドコ?朔良」



こっちは、倉石 輝(ヒカル)。
なんでこの人だけフルネームで紹介したかって……


解るよ…ね?



「秘密。」



アタシは、適当に返して美都の方に行く。

そんなアタシの後ろから、倉石は抱き着いてきた。



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