桜の葉
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+++
「葉、ご飯出来たよー?」
バターンッッッ。
アタシは、足で葉の部屋のドアを開けた。
「ッッッ?!」
葉は、心底驚いた表情でこっちを見た。
葉は、さっきアタシが部屋を出た時と同じ場所で、同じ格好のまま…居たみたいで。
まだ上半身裸だった。
アタシは、ツカツカと部屋に入って、朝食を机に置くと、近くにあったタオルを掴んだ。
「いつまでそんな格好してんの~。風邪ひくでしょう?」
アタシは、ワシャワシャっと葉の髪を拭いてやる。
「わぁぁぁあぁっ//!?いいッッッ痛いよッッッねぇちゃん!!??」
「我慢しろ。」
ある程度拭き終わると、アタシはくるッッッと後ろを向いた。
「ご飯食べたら、学校、来なさいね。」
そのまま、部屋を出ようとしたアタシ。
でも。
葉の、いつもの明るい返事がなくて。
……まぁ、当たり前なんだけどね?
アタシを襲っておいて、平然としてたら赦せん…!!
……じゃなくて……。
アタシが振り返ると……葉は、俯いたまま、泣いていた。
………中学生とはいえ、まだまだ幼い。
ついこの間まで、小学生だったもん。
当たり前だよね。
アタシは、小さくため息をついた。
やっぱり、放っとけないんだな……アタシは……。
「葉?」
アタシは、再び部屋に戻る。
学校は、もぅ遅刻だなぁ。
「葉ッ。」
バチーンッッッ
アタシは、葉の両頬を叩いた。
涙に濡れた眼のまま、葉はやっとアタシを見る。
大きな瞳で。
「ご飯食べたら、私服に着替えなよ。どっか行こう。」
ニッ。
アタシは笑う。
「葉の服。借りるからね。」
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「葉、ご飯出来たよー?」
バターンッッッ。
アタシは、足で葉の部屋のドアを開けた。
「ッッッ?!」
葉は、心底驚いた表情でこっちを見た。
葉は、さっきアタシが部屋を出た時と同じ場所で、同じ格好のまま…居たみたいで。
まだ上半身裸だった。
アタシは、ツカツカと部屋に入って、朝食を机に置くと、近くにあったタオルを掴んだ。
「いつまでそんな格好してんの~。風邪ひくでしょう?」
アタシは、ワシャワシャっと葉の髪を拭いてやる。
「わぁぁぁあぁっ//!?いいッッッ痛いよッッッねぇちゃん!!??」
「我慢しろ。」
ある程度拭き終わると、アタシはくるッッッと後ろを向いた。
「ご飯食べたら、学校、来なさいね。」
そのまま、部屋を出ようとしたアタシ。
でも。
葉の、いつもの明るい返事がなくて。
……まぁ、当たり前なんだけどね?
アタシを襲っておいて、平然としてたら赦せん…!!
……じゃなくて……。
アタシが振り返ると……葉は、俯いたまま、泣いていた。
………中学生とはいえ、まだまだ幼い。
ついこの間まで、小学生だったもん。
当たり前だよね。
アタシは、小さくため息をついた。
やっぱり、放っとけないんだな……アタシは……。
「葉?」
アタシは、再び部屋に戻る。
学校は、もぅ遅刻だなぁ。
「葉ッ。」
バチーンッッッ
アタシは、葉の両頬を叩いた。
涙に濡れた眼のまま、葉はやっとアタシを見る。
大きな瞳で。
「ご飯食べたら、私服に着替えなよ。どっか行こう。」
ニッ。
アタシは笑う。
「葉の服。借りるからね。」