俺の彼女。2
「国語準備室だけ、異常に遠いよね!何でだろう。」
「あー!俺もそれ気になってさ、聞いたんだよ。そしたら、
新校舎ってさ、人全然いないじゃん。
だからカップルが、ええっと、まぁ、そういうことに利用してたらしいんだよね。
それが見つかって、そういうことがないように見張り的な感じらしい。」
「あっ、そうなんだ!へ〜」
下ネタじゃん!!これ、下ネタじゃん!!!
まさか、ちょっとした疑問の中にそんな深い話があると思わなかった!
そろそろ、学校でそういうことするカップルなんているの?
なんで学校で?
なんか私が恥ずかしくなってきた…!
「普通、学校でやんないよな!」
はっ!同意を求められた!
「う、うん!だよね〜!はは」
私、下ネタ苦手だから軽く流したら、多分そのことにタカヤは気付いただろう。
変な空気になっちゃった。
あっ、着いた。
国語準備室と書いてある教室のドアを開ける。
……が、空いてない!!