俺の彼女。2



ハイっとすでに準備万端で机の上に手を用意しているタカヤ。




まって私、今手汗ひどいから恥ずかしいんだけど…



ためらっていた私にタカヤは、


「早く〜」



と小さい子のように待っている。


なんでこんなに無邪気なの?…可愛い……。


「わ、わかったよ!負けても知らないよ!」



「ぜってぇ勝つし!!!」


私はできるだけの手汗を拭いて、手を合わせた。





温かくて優しい手。



何だろう。どうしてこんなにドキドキするの…?



先生ともやったじゃん……。




そんなこと考えながら、



「レディーゴー!」


先生の声と同時に力をいれた









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