俺の彼女。2
「さぁ、帰ろうぜ」
「…うん。」
そういって廊下に出て、玄関に向かって歩き出す。
あ…!あれって…
前から歩いてきたのは、暁音ちゃんだった。
資料を見ながら歩いていて、私たちには気付いていないようだった。
「暁音ちゃーん!!」
と、隣にいたタカヤが声を掛けた。
「えっ!?」
バサバサー
持っていた資料をきれーに落とした暁音ちゃん。
「暁音ちゃん、ドジー!!」
「高橋くん、びっくりさせないでよ!もぉー中島さんも!」
えっ!何で私も?
一緒に資料を拾い集める。