俺の彼女。2
玄関に着いて、ローファーに履き替える。
もう外は真っ暗。
冷たい空気がやけに気持よかった。
「さっき可愛かったね、暁音ちゃん。」
「あぁ、ああいうドジな所が守ってあげたくなるんだよね、
少なくても俺はそうだった。」
そうだったって……。
過去形?
「……っあの」
「そういや、タケって真田の事すきなんだよね。ハルだからいっちゃうけど…」
タカヤに暁音ちゃんのことを聞こうと思ったら、見事に被ってしまった。
「あっ、やっぱりそうなんだ!!
ソフト誘ってくれたとき気付いちゃったよ!」
「そうそう!あいつ一緒にやりたいけど、誘えねぇとか言ってて、
だから俺、協力したんだけどさ。」